懐古に走って自己保身
数週間前から「ただのバイト」から「正社員を目指すもの」に昇格したくさったイカのさしみ。
はたして人間以下の待遇から脱却することはできるのか。
<昔を懐かしむってなんかいいよね>
最近はもっぱら小さいころにやり残したまま売り払ってしまった、またはパッケージが印象に残っているが結局買うことはなかったゲームを買い戻して懐かしさに浸るなどしている。
首都高バトルシリーズ、バーンアウトリベンジ、峠3など等・・・・・
これ全部レースゲームじゃねぇか。
そうだ、おれはずっとひとりでレースゲームばかりしてたから、こんな話題を
話すのは初めてなのだ。幼少時代、周りにレースゲームをしている人なんていなかったんだ。
時を超えて、首都高バトル0と向き合ってみたわけだが・・・。
少年にとっては難しいゲームに見えただろうな。
プレイしながら、投げ出してしまった理由を色々考える。
まず一つ言えるのは、相変わらずとても臆病な人間だったので、ステージのボスが出る度にBGMや後ろから迫ってくるエンジン音にはビビッていたんだということ。
後ろから急に現れるし、見た目がいかつい。
各ボスの登場シーン。先にビビッているので無意識に勝てなさそうという絶望感が湧いてくる
ダイイングスターとブラッドハウンドが恐ろしかったのは覚えている。
特にあのGTOの最終モデルはフロントマスクがギョロっとしてて今でも苦手だ。
最近のちゃおを思わせるくらいのクソデカヘッドライト。
顔に見立てるとなんとなく不気味だ(画像ソース:みんカラ https://minkara.carview.co.jp/car/mitsubishi/gto/)
何がすごいって、この次の首都高バトル01って作品と比べると、グラフィックに光沢があって臨場感もスピード感もダンチなんだよね。NFSみたい。登録車種もニッチなものが多くて面白い。ポルシェ出てくるとか今では考えられないでしょ。個人的にはAZ-1があるのはうれしい。
しかし、迅帝とかいうラスボスみたいなのを倒すとまた裏ボスへの戦いが始まるのは知らなかった。当然、前の俺はたどりつけていない。湾岸線に進出して挫折しているから。つい「まだ、遊べるんだ」と心膨らせてしまう。ちょっと童心になりかけた。
さて、段々、進めるとわかってくるのは「敵が速すぎる」ということだった。
湾岸線とか直線しかない場所だと全然追いつけない。かといってマシンは強化できない。セッティングも糞もわからないあのころの俺は結局そこで投げ出してしまったんだ。
ボスに至っては、先行スタートからのブロックしか勝ち目はないのも苦しい。
レースゲームには総じてこういうものが多い気がする。子供がやるには難しすぎるだろという仕様ばっかりだ。
人によりけりかもしれないけど、峠とか耐久レースとか絶対に初見で「やりたくねぇよ」
って思うんじゃないの。
バーンアウトシリーズとかは、簡単だしそういう意味では子供向けなのかもしれないね。
ゲームを通して当時の自分の心境をなぞっていく。まさに懐古という感じだ。
楽しいといわれるとちょっと違うのかもしれないけど、ひとりで「こんなのあったな」とか
「ここ難しかったよな」とか懐かしむのってなんかいい。最後にやってから年月が過ぎているほど新しい発見もある。
ただの暇つぶしに対してたまにはこういうのもありでしょと勝手に納得するイカであった。