ピストバイクは素人でも組める
タイトルの通り、ピストバイクを組んだ。
といってもボトムブラケットとフォークがついているフレームを買って部品をポン付け
しただけだが。ブログを全く更新できてないし、日常生活のあれこれは置いといて今回は初めて組んだピストの話をしよう。
このフレームはNJS、つまり競輪用のフレームだったため少々組み立てが厄介だった。でも大丈夫。ピストはロードでいうコンポの互換性とかそこらへんの煩わしいことがないから。この手のフレームは状態はさておきかなりの数が出回っている。専門店のにーちゃん曰く、NJSフレームは夏に向けて相場が高騰するそうだ。ちなみに競技用なのでキャリパーブレーキを付ける穴はついていない。そう、これが一番の難点。それでブレーキ台座っていうのがあるんですけど・・・
ブレーキ台座でポピュラーなところといえば801製作所。値段は張るけど命を預けているので。。。見てくれもかなりしっかりしてる。安い奴なんてただの板みたいなやつだからね。
しかし、ここで問題が。ねじが長すぎるのでフロントの台座に取り付けれられないという。しょうがないのでねじを切りつつ、ありあわせのワッシャーを重ねて取り付けることができた。まあ困ったのはこんなところ。ピストを組むときは「PCD」「シャフト径」「BBの型式」さえ気にしてれば組める、たぶん。意外とあっさりいっちゃう。
あとちょっと乗ってみて異音がしてたのが最近のトラブル。踏み込むと「カチカチ」と音がするので気持ち悪かった。専門店のにーちゃんには「BB自体の問題じゃないと思うんで開けて確認してみ」といわれた。いやそこは開けてよーと思ったのは内緒だ。BB周りは極力いじりたくなかったのでこのフレームを買ったんだけど、結局自分でこじ開けることになった。このフレームは四角テーパーと呼ばれる古めの機構。したがって開けるのも楽、おまけになかのベアリングはシールドベアリングでグリス塗るのも調整も楽で助かった。原因は錆のカス。中さびてんのか~、外見はきれいだけど中身はさすがにどうにもならないか(あきらめ)。
ロードには長いこと乗ってたけど、ピストの乗り味は独特だ。いうなれば「平地は楽だけど、下りと登りは地獄」。平地は普通に足を乗っけてるだけでそれなりの巡航速度が出る。体重をかけるとみるみる加速する。正直怖い。デブなんでかける体重がたくさんあるせいかも。ちなみにギア比は52-17tのいわゆる男ギア。ペダル1回転に対してだいたい後輪が3回転する計算。このギア比ではスキッドはおろか、トリックなんて決められない。……しかしなぜピストバイクに……?
一番意外だったのは上りだ。よくペダルが勝手に回るからって下りばっかりクローズアップされてるけど、上りは前後に過重移動しながらだとペダルが回るのでと意外と登れる。体を大きく揺らしているのではたから見るとたぶん気持ち悪い。いまのところこの方法で激坂以外はいけてるので「ピストは上り無理」の下馬評はあまり正確ではないかな。下りは評判通りの地獄です。下りの時だけフリーギアになんねーかなとさえ思ってるよ。とりあえず坂の少ない都内ではかなりスイスイいけちゃいそう。
普段乗ってたロードバイクは落車によって死んでるのでしばらくはこっちを乗らざるをえない。この前なんかロングライドもしちゃった。ピストというストリートカルチャーにどっぷりつかっているNERDでした。